12月11日            2011年

 小野田宏執事

「信仰の従順に至らせるため」

ローマ人への手紙16章25-27

 

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信徒養成講座  ヨハネによる福音書の学び

10月から、丹羽師作成のテキスト「ヨハネの福音書の学び」を

用いて、礼拝のあと、丹羽師による当講座が始められています

☆本日の学び 

テキスト第2章[1]より、(P13-14)

  イエス様がカナの結婚式で、

  「水をぶどう酒にかえた奇跡」についての第2講

*主イエスがマリヤに向かって言われた

「わたしの時は、まだ来ていません」とは、何を意味するのか?

について学び、そのときの学びと質疑応答の一部をまとめました

第2章

2:1三日目にガリラヤのカナに婚礼があって、イエスの母がそこにいた。2:2イエスも弟子たちも、その婚礼に招かれた。2:3ぶどう酒がなくなったので、母はイエスに言った、「ぶどう酒がなくなってしまいました」。2:4イエスは母に言われた、「婦人よ、あなたは、わたしと、なんの係わりがありますか。わたしの時は、まだきていません」。2:5母は僕たちに言った、「このかたが、あなたがたに言いつけることは、なんでもして下さい」。2:6そこには、ユダヤ人のきよめのならわしに従って、それぞれ四、五斗もはいる石の水がめが、六つ置いてあった。2:7イエスは彼らに「かめに水をいっぱい入れなさい」と言われたので、彼らは口のところまでいっぱいに入れた。2:8そこで彼らに言われた、「さあ、くんで、料理がしらのところに持って行きなさい」。すると、彼らは持って行った。2:9料理がしらは、ぶどう酒になった水をなめてみたが、それがどこからきたのか知らなかったので、(水をくんだ僕たちは知っていた)花婿を呼んで2:10言った、「どんな人でも、初めによいぶどう酒を出して、酔いがまわったころにわるいのを出すものだ。それだのに、あなたはよいぶどう酒を今までとっておかれました」。2:11イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行い、その栄光を現された。そして弟子たちはイエスを信じた。

 

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丹羽師

「わたしの時」とは、イエス様が父なる神より栄光を受けられる時であり、十字架につけられる時である。

そして、この「奇跡」の意味は、イエス様が神の小羊であることの証明であり、旧約時代(律法)から、新約時代(福音)という新しい時代がやってきたことを告げるものでした。  

☆質疑応答

A姉妹

当時の人たちは、それらのことに気付いていましたか?

丹羽師

いいえ、ここまで気付いている人はいなかったでしょう。

A姉妹

なぜイエス様は、はっきりと知らしめなかったのでしょう?

丹羽師

人々にそのことを分からせることが目的ではなかった、のだと思います。この奇跡においては、ぶどう酒はイエス様の血の予表であり、部分的なしるしでした。イエス様にとって、ひとつひとつ神のみこころである十字架への道のりの段階をふんでいかれることをが大事だったのです。

A姉妹

当時の人たちは、こんな素晴らしい奇跡を目の当たりにできたなんて、うらやましい。でもその奥義を理解することはできなかった。今の私たちには、このような奇跡を見ることはできないが、聖書を通しその奥義を知ることができている。

丹羽師

そうですよね。ですから「今は恵みのとき」と、言われているんですよ。

イエス様は、トマスに「見ないで信じるものは幸いです」と言われました。今も昔も「信じる」というのは、人間にとって難しいことですが、どうぞ、みなさんは聖書を通して「信じるもの」になってくださいね。

B姉妹

以前の私は、聖書を読んでいても「水」を飲んでいるように何も感じなかったが、今は「ぶどう酒」のような味わい深いものに感じられるようになりました。

丹羽師

それは素晴らしいですね。

信仰を持つまでの私たちは、聖書を読んでも何を聞いても、なんとも感じられませでしたね。でも、信仰をもったことでさまざまなことを理解できるようになり、味わい深く感じ受け取れるようになったんですね。ほんとうにその通りです。素晴らしい。

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*詳しくは、ヨハネによる福音書 第2章でご覧になれます

見出し⇒ 「第2章」からどうぞ

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記念会

午後から、

先月93歳で召天された姉妹の

記念会が催されました

記念会とは、―

亡くなられた方を偲んで、ご親族や親しかった方、教会員たちで集まり、思い出話やお証しなどを分かち合い追悼します

そして、牧師によるメッセージが語られます

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生前の姉妹のお交わりの深さやをものがたるように

参列者は、会堂いっぱいになりました。

信仰の友であった姉妹のお証しのあと、実娘さんより姉妹の生い立ちからこれまでの歩みが話されました。

丹羽師によるメッセージでは、姉妹がいかれた神の御国、天国とはどんなところかなのか?どのようにしたら私たちもいけるのか?を、わかりやすく語ってくださいました。

記念会では、いくつもの賛美が捧げられるなか、終始、和やかな雰囲気につつまれていました。

ご遺族の方々のうえに、主の豊かな憐れみがありますように。

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牧師

 丹羽昭男

副牧師

    丹羽美香

サンパウロ新聞

の取材を受けました!

 2013/04/21 

↓こちらからどうぞ

http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/13121/cat/105

取材目的についてお尋ねしたところ、「お年をめされた方々が、昔からの信仰を持ち続け、今もなお喜んで教会へ来られている姿、また日本語だけで行われている礼拝は珍しい」とのこと。この特異な環境にある教会が、主の証しをしていることが広く知られることは、ほんとうに嬉しいことです!また、98歳の姉妹が久々にご出席され、その内容にふさわしく豊かな証しがなされ一同喜びにあふれました!