会計
教会における会計奉仕の内容は、主に献金の収入・支出の管理です
そして、常に三名がその奉仕にあたっています
☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆
奉仕者 出山さん (88歳/2012)
「会計の奉仕をさせていただいて20年くらいになるでしょうか。
おそらく選挙で選ばれて会計になったと記憶していますが、教会から依頼を受けたとき、
長年、数字に関わってきたので(出山さんは工学士として大学で教鞭をとっておられた)そのことが信頼つながり、また、奉仕として生かされるとしたら幸いだと思い、お引き受けしました。
奉仕にはそれぞれ大変さがありますが、特に会計は間違いがあると教会に直接迷惑をかけてしまうので責任は大きいと思います。お金、まして神様からのものですから特にです。数字がキッチリ合わなければならないし、何か一つでも間違いがあってはいけないのでとても神経をつかいます。
それと、秘密厳守には注意を払っています。
対処に困ることがあれば、丹羽先生にご相談をして最善にしていただきます。
会計は信用問題にかかわるので、誤解をもたれないような言動も大事と思い、教会生活を行っているつもりです。
このように会計奉仕には少々難しいことがありますが、私自身は、神様に選ばれた、用いられているなどと特別に意識することなく、正直にただ任された奉仕を責任を持って忠実にやらせていただいています。
日頃は歳のせいか忘れっぽくなってきていますが、心身ともに健康で頭がボケない限り、神様に祈りつつ続けさせていただけたらと願っています。
◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
高齢者である皆さんは、パソコンなどを使わずに全て自身の頭と手を使って会計作業を行っておられます。それでは今の時代において無駄が多いのでは?と思われがちですが、
「時に、その無駄に思える作業を通して神様は大いに働かれることがある」
と丹羽師は言います。
続けて、
「様々な理由があるなかで、どの奉仕もその教会や時代に合った方法があると思います。確かに、当教会では非現実的な方法がとられていることが多いかも知れません。 それは、特殊な環境におかれている当教会の特徴でもあるでしょう。 挙げるならば、会員の平均年齢が87歳という超高齢教会であること。また、ここブラジルにおいて、日本語のみ用いられていることです。
しかしながら、無駄に思えるような作業の中にあってこそ、神様のご介入の下で豊かな恵みに与れることもあります。
奉仕者同士の信頼関係を築き上げてくださることも一つの例です。
長年にわたる奉仕のなかには、ただ単に合理性だけを追求するだけでは得られない神様の恵みがあるのです。」
・・ ・・ ・・ ・・ ・・・・ ・・ ・・
奉仕によっては、世代交代が行われつつある当教会。
特に、長年の奉仕者の中に新しく加わる方にとっては受け入れにくい事柄にぶつかる時もありますね。
それでも、全て益と変えられることを信じ、忍耐をもって与えられた奉仕を続けていくことが求められているのではないでしょうか。
これからも、教会全体の益となるよう、奉仕者一同、互いに支えあい、仕えあい、祈りあいながら、それぞれの賜物を存分に発揮することができますように。
そして、各々の奉仕を通し、ますます神様の御名があがめられますように!
☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆