〔1〕 序 論
すばらしいクリスチャン人生をおくるためには、どうしても「聖霊に満たされる」という経験をしなければならない。
では、その経験をするためにはどうすればよいのか。
「聖霊の満たし」への階段をみることにしよう。
〔2〕 悔い改め
① 罪の自覚
第一の階段は「罪の悔い改め」である。
自分の中に罪があるということを覚えることである。
まず、「心の思い」はどうであるのか。
「憎しみ」や「高ぶり」はないのだろうか。
「言葉」はどうであろうか。
冷たい言葉、人を裁くような言葉を語っていないだろうか。
「行為」はどうか。神の嫌われることをしていないだろうか。
② 罪の告白
そのような罪が示されたならば、すぐにキリストのもとへ行き、罪の告白を
しよう。
ありのままに正直に、示された一つ一つの罪を残らず告白しよう。
このような汚れたものがうちにあっては、「聖霊に満たされる」という経験をすることはできない。
〔3〕 祈り求めること
第二の階段は、「祈り求める」ことである。
どうしても「聖霊に満たされたい」と。
そうでなければ尊い奉仕もちゃんとできない。教会生活も喜んでできない。
いや、クリスチャンとしても生きることができない。
「どうぞ、聖霊に満たしてください」と祈り求めていこう。
熱心に、真剣に、毎日、願い続けよう。本気で求めてくるものに、神は必ず与えてくださる。「聖霊の満たし」という大切な恵みを、神はすぐに簡単には与えてくださらない。懸命に求めてくるものに与えてくださる。
〔4〕 献 身
第三の階段は、「献身」―「明け渡すこと」である。
私たちの全部を神に献げることである。一部だけ、半分だけを献げるのではない。全体である。いいところだけ献げるのでもない。よくないところ―弱いところ、
欠点のあるところをも、そのまま献げるのである。
神のみ手の中に、キリストのみ手の中に、聖霊に全部を献げることである。
〔5〕 信じて受け取ること
「罪の徹底的な告白」、
「熱心な聖霊の満たしへの祈り」、
「自分自身をそのまま主に献げること」。ここまで階段を上ってきただろうか。
第四の階段は、「聖霊の満たしを信仰をもって受け取る」ことである。
第三の階段まで上ってきたものに、聖霊は必ずその満たしという経験を、一人一人に与えてくださる。その時、必ず聖霊は「みことば」をもって与えてくださる。
私たちは、その与えられた「みことば」を「聖霊の満たし」を与えてくださった
と信じ受け取ることである。
私たちは主キリストを、自分の救い主と信じることによって、罪の赦しをうけ、
神の子にされた。クリスチャンとされた。同じように「聖霊の満たし」という恵みも、信じて、受け取ることである。
聖霊が「みことば」をもって、その満たしを与えてくださったことを「アーメン」といって、受け取ることである。